月経前症候群(PMS)でお悩みの方へ                          

月経前症候群とは、生理前の数日から10日間程度前から起こる
様々な症状のことです。症状は、生理の開始と同時に軽快するのが普通です。
おもな症状は、精神的なものと、身体的なものとに分かれますが、両方同時に存在することも多いです。
精神的な症状の代表的なものは、イライラして怒りやすくなることで、周囲の家族や、職場の同僚に当たり散らします。ターゲットになりやすいのは、夫と子供で、月に1回、大騒動になることもしばしばです。精神的に落ち込むこともあり、やる気や、意欲が低下します。また、過食に走ることもあり、特に、パンやごはんを止めどもなく食べます。スナック菓子類やチョコレートのことも多いです。体重は、増加しがちです。
身体症状は、眠気、だるさ、下半身のむくみ、めまい、頭痛など多彩ですが、むくみがひどいと、歩行困難になることもあります。
治療は、漢方薬が非常に効果的で、それぞれの症状に合わせ、1~2種類の漢方薬を使います。気分の落ち込みが強く「うつ状態」になる方には、抗うつ剤を併せて使うこともあります。

PMSでお悩みの方は、是非お気軽に私に相談してください。 (橋口)