結膜下出血の解析  (平成26年)    中泉行弘

 

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『眼病図譜Ⅰ』(庄司義治編 金原出版1969 研医会図書館蔵)より



 結膜下出血の原因は結膜炎、外傷、強い咳なのであるが、不明の場合が最も多い。割と頻繁に見られるが、謎の多い症状でもある。

 主として眼球結膜下に出血し、多量に出血した場合、容貌を損なうこともある。痛みなどの自覚症状を伴わないことがほとんどであるので、他例に指摘されたり自身が鏡などを見て偶然に気付く場合が多い。

 当診療所では、平成26年に原因不明と思われる結膜下出血を73症例経験したので、月別患者数、年齢別患者数、性別患者割合、発症眼(右眼、左眼)割合と、4項目に分けてまとめてみた。


 

 

 

       平成26年 結膜下出血 月別患者数(名)

 

       平成26年 結膜下出血 年齢別患者数